公開日: |更新日:
焼肉を食べる際に欠かせないのは焼肉のたれですが、たれだけでは単調な味で飽きが来てしまいます。焼肉の薬味は飽きをこさせないための重要アイテムであり、さまざまな種類・効果があります。ここではどのような薬味があるのか、またその薬味どのような味わい・効果があるのかを紹介していきます。
焼肉はとても美味しい食事ですが、お肉の脂っこさで飽きてしまうことがあるでしょう。そんな時におすすめなのが大根おろしです。大根にはたんぱく質や脂質を分解する酵素が入っていることもあり、焼肉にはぴったりの薬味です。大根おろしを乗せるだけでもさっぱりして美味しいですが、おろしポン酢などにしてあっさり頂くのも美味しいです。
お寿司を食べる際にはスタンダードとなっているわさびですが、実はお肉との相性も抜群です。焼き肉屋のほか、ステーキ店などでも置かれていることがあります。わさび醤油もいいですが、塩で焼いた肉とわさびも相性が抜群です。肉の旨味を強く感じることができ、わさびがお肉の脂も中和してくれるためしつこさを抑えることが可能です。
わさび同様、辛みのある薬味としてお肉と相性がいいマスタードは、ステーキ屋やハンバーグショップなどでも置かれていることがあります。日本の和からしとは異なり少し酸味があり、粒マスタードなどのバリエーションも豊富です。マイルドな酸味で辛みが少ないアメリカンマスタードはお肉との相性がとてもよく、食べれば食べるほど食欲が刺激されます。
日本ではうなぎのかば焼きなどに振りかけられる「山椒」ですが、焼肉でも美味しさをプラスするのに使用されます。特におすすめなのが豚のばら肉(豚のカルビ)で、甘みのある焼肉のたれにつけた豚ばら肉に振りかけて食べると、焼肉のたれの甘さと豚ばら肉の甘さのあとに山椒がほんのり香り、たまらない味わいになります。
さまざまな食事の薬味として活躍する長ネギは、焼肉においても活躍します。焼き肉屋ではよく牛タンの上などに乗っかっている薬味であり、輪切りやみじん切りなどにして食べることが多いです。ごま油と混ぜたうえで焼肉のたれにつけたお肉と一緒に食べるのも絶妙で、ビールなどのお酒が進む味わいになります。
ゆずと青唐辛子で作るゆず胡椒ですが、意外と辛みが強いのでつけすぎには注意しましょう。独特の風味と辛みがくせになる薬味で、豚ロースや鶏むね肉、ささみなどのような脂が少ないお肉との相性が抜群です。鶏の首肉にあたるせせりとも相性が良く、独特の噛み応えある肉質とじゅわっと染み出る肉汁が柚子胡椒と絶妙にマッチします。
酸味が強いレモン汁は、お肉の脂を中和してくれる効果があります。特に牛タンなどはレモン汁だけをつけて食べることもあるなど、多くの場面で活躍する薬味です。バリエーションとしてはレモン汁と醤油を混ぜて作るレモン醤油などもあり、つける・かける・あえるなどさまざまな用途で使え、素材の味を引き立たせる薬味です。
生姜には「シネオール」という成分が含まれており、食欲を増進させる効果があります。夏バテするシーズンなどにもぴったりの薬味であり、生姜焼きなどにも代表されるように豚肉との相性も抜群です。さらに辛み成分である「ショウガオール」には強い殺菌作用も含まれており、夏バテ解消や殺菌などのさまざまな効果がある薬味となっています。
ミョウガには独特な香りがありますが、これは「アルファピネン」という精油成分によるものです。消化や血流にかかわる効果があり、食欲増進作用もあるため生姜同様夏バテにも効果的です。普段のスタンダードな味わいに飽きてしまった方であっても、味変の薬味としてミョウガを使ってみるのもおすすめです。