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豚の部位別:特徴とオススメの食べ方

ここでは、豚の部位別に、それぞれの特徴とおすすめの料理方法を紹介しています。
豚肉には正肉や内臓肉の分類があり、それぞれに適した食べ方や下処理の仕方が存在しています。豚肉の色々な部位を美味しく食べるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

参照:農林水産省│豚の部位図鑑(日本食肉消費総合センター監修)

ネック(トントロ)

ネックは豚の頭のすぐ後ろ、頬から首にかけての背中側にある正肉です。量は限られており、1頭の豚から少量しか取れません。しかしながら、その味はまるでマグロのトロのようであり、そのため豚のトロという意味で「トントロ」と呼ばれることも。

ネック(トントロ)をおいしくいただくには

豚のネックのマグロのトロのような味わいは、焼き肉でも人気です。その味わいを存分に楽しむためにも、味付けはシンプルに塩で。居酒屋メニューにも見られるようなトントロのネギ塩焼きにすると、おつまみにも、夕ご飯のおかずにもなります。レモンを加えるとさっぱりし、また、ニンニクの芽などもよく合う部位です。
脂っこいトントロはちょっと苦手……という方でも、片栗粉をまぶして焼くと表面がカリカリになり、ベーコンのような食感が得られます。

かたロース

脂肪は粗く、網目状に混ざった赤身肉。豚の肩にあたる部位ですが、その肩の上半分を占める肉で、コクのある濃厚な味わいが特徴です。調理する際は赤身と脂肪の境目に走っている筋を切ったほうが食べやすく、同時に縮みを防ぐことができます。

かたロースをおいしくいただくには

「かたロース」と言うだけにロースに似た味わいをしていますが、実際にはロースよりも脂身が多く、調理するとこってりと濃厚なコクを味わうことができます。
和洋中とどんな料理にも幅広く使うことのできる部位で、焼いても似ても炒めても揚げても美味しく調理できます。
そんなかたロースに特におすすめなのがシチューやポトフなど煮込み料理。角切りにすることでかたロースに含まれるコラーゲンがゼラチン化し、じっくりと煮込まれて肉が柔らかくなります。

ロース

ロースは豚の背中中央にあたる正肉です。きめ細かい肉質で、舌触りがなめらかなのが特徴。味わいのある脂肪がバランス良く入っており、知名度は上位クラスの部位です。

ロースをおいしくいただくには

ロースは、かたロースと同様にさまざまな料理に合う部位です。かたロースよりはあっさりとしたバランスに優れた味わいも魅力。
薄切りにすれば、生姜焼きや、豚のしゃぶしゃぶやすき焼きに。厚切りにすれば、トンカツ、ポークソテーに。さらにブロック肉として使えばチャーシューやハムにもなるなど、切り方を変えるだけでさまざまな料理に利用可能です。
調理する際は、外側の脂肪を取りすぎないよう注意しましょう。ロースの外側の脂肪にはたっぷりと旨味が含まれているからです。

かた

かた肉は、その名の通り豚の肩に位置する部位です。ただし、その上半分は、かたロースが占めており、かた肉は下の部分。肉質はきめが少し粗く、硬めの食感。ほかの部位の肉よりも肉色がやや濃い色をしているのが特徴です。

かたをおいしくいただくには

豚のかた肉はよく動かす部位にあたることから、筋肉質にできています。そのため肉自体のキメが粗く、やや硬めで筋もあるのですが、脂肪も多少もついていることから、かた肉そのものは煮込み料理に向いています。
しかし、かた肉もカットしだいでは、さまざまな料理に利用可能です。薄く切ったりミンチにすれば、スーパーや肉屋さんの豚小間切れ肉や豚ミンチ肉として販売され、豚汁など、充分に美味しい料理に変身させることができます。

ヒレ

ヒレは豚の体の中央付近の部位の中でも、とくにきめが細かい肉質です。非常に柔らかく、1頭の豚から1kgと少量しか取れない希少な肉で、ロースと肩を並べる部位として知られています。脂身は少なくヘルシー。

ヒレをおいしくいただくには

脂身が少ないことから、油をたくさん使って調理をしてもこってりしすぎず重宝します。特に有名なのは部位名が料理名にもなっているヒレカツ。濃厚な衣をまとっても、中は白身魚のようにさっぱりとしているので、くどくなりすぎません。ただし、柔らかい肉質であるため加熱し過ぎるとパサパサした食感になってしまうので注意が必要です。
ビタミンB1を豊富に含んでいるのも特徴。そのため、ネギ・玉ねぎ・ニンニク・ニラなの食材と共に調理すると、ビタミンB1の吸収率がさらにアップします。

そともも

ももは正肉で、豚のもも肉の上、お尻の周囲や腰のあたりに該当します。肉色の濃い赤身部分はきめが粗いものの、脂身が少なく高たんぱく。癖もなく、あっさりとした味わいは、さまざまな料理に用いることができます。

そとももをおいしくいただくには

そとももはどんなメニューにも合いますが、肉質はほかの部位と比べてやや硬め。これは、ももの中でも、そとももに運動する筋肉が集まっているから。
そのため、調理する際には煮込み料理や焼き豚・角煮・ローストポークなど、肉そのものを柔らかくすると美味しく食べられます。
ブロックではなく、もちろん薄切りにしても色々な料理に使うことができます。例えば、こま切れにした場合は豚汁など。ほど良い噛み応えは炒め物にもおすすめ。

ばら

豚のばら肉は胴体のあばら骨についている部位のこと。その特徴は、赤身と脂肪が交互に入り、層になっていることです。ばらの中でも骨の周りについている部分は特に濃厚。こってりとボリュームのある食べ応えながら、値段が手頃であることも魅力です。

ばらをおいしくいただくには

豚のばら肉は角煮やベーコン、ほかにも酢豚やチャーシューといった中華料理にもよく用いられています。また、骨付きであれば豚スペアリブにもなります。
牛肉の場合は、焼き肉のカルビがばら肉にあたります。若者に特に好かれる傾向が強く、食べ盛りの子供がいる家庭などでは豚カルビ丼を作っても喜ばれます。
ただし、ばら肉は豚肉のほか部位と比較すると圧倒的にカロリーが高いため、食べすぎには要注意。
その味わいと濃厚さを活かして、豚バラ大根などに用いると比較的にカロリーを抑えられます。

もも

あっさりとした風味で、高たんぱく・低脂肪。脂身は少なく、ヒレの次にビタミンB1を多く含んでいる部位です。厚切りにしても良し、薄切りにしても良し、ひき肉にしても良し。さまざまな料理に用いることができる便利な部位です。

ももをおいしくいただくには

豚ももはさまざまな豚肉料理に用いることができます。
厚切りや角切り・ブロックの場合には、ローストポークや角煮、焼き豚などに。ちなみに、ボンレスハムは豚のもも肉を使って作られているハムです。
こま切れの場合は、豚汁などにも向いているでしょう。
また、薄切りにすると一気に豚肉料理のレシピが広がります。肉巻きや肉じゃが、しょうが焼きなどなど。
どんな料理にも良く合うので、オリジナルの豚肉料理を考案したのなら、まずもも肉で試してみてはいかがでしょうか。

カシラニク(頭肉)

カシラニク(頭肉)は、豚のこめかみから頬にかけての部位で、別名「チークミート」や「ツラミ」とも呼ばれています。種類的には内臓肉に含まれ、傷みやすく、取れる量が限られている希少部位です。しかしながら、その食感はトントロ(ネック)に似ており、旨味とコラーゲンをたっぷりと含んでいます。

カシラニク(頭肉)をおいしくいただくには

カシラニクは焼き肉店や居酒屋のメニューと親しまれており、焼き肉やバーベキューにも良く合います。

また、埼玉県の郷土料理「やきとん」は、鶏肉ではなく豚肉で作られた焼き鳥ですが、カシラニクを用いたものが主流です。

やきとんが登場したのは昭和30年代のこと。当時の食肉業界ではあまり利用されてこなかった豚のカシラニクを辛味噌のたれで焼き鳥風に焼いたのが始まりだと言われています。辛味噌は埼玉県の中でも特に東松山市の郷土の味です。

マメ(腎臓)

内臓肉に分類される部位で、豚の腎臓にあたる部位はマメと呼ばれています。ちなみにこの名称は、切り取った形がソラマメに似ていることが由来しています。脂肪が少ない上に栄養価が高いのが特徴。白い筋は尿管ですが、これと表面の皮と取り除くことで臭みがなくなります。

マメ(腎臓)をおいしくいただくには

豚マメは肉屋によっては置いているところもあります。レバーのような食感でありながら、しかし味に癖がなく、レバーよりも食べやすいのが魅力です。
注目すべきは、その栄養価。ビタミンB1・B2・B6・葉酸・鉄分などを豊富に含んでいます。尿管の白い筋や皮を除けば臭みは抑えられますが、さらに臭みを取りたいときには塩を振りかけ、お酒に浸して15分ほど置きましょう。そののち、水にさらしてザルにあけ、熱湯を回しかければマメの下処理が終了します。そのまま冷凍保存することも可能。
炒めものなどに使え、料理するときに濃いめのタレで味付けすれば、さらに臭いが気にならなくなります。

ガツ(胃)

豚の胃はガツと呼ばれ、臭みが少ないことから内臓肉が苦手な人でも比較的に食べやすい部位です。「ガツ」という名称は、内臓やはらわたを意味する「guts」に由来したものです。ただし、牛肉の場合はガツよりも「ミノ」のほうが一般的になっています。

ガツ(胃)をおいしくいただくには

豚のガツ(胃)は肉質がやや硬くて嚙みごたえたあり、鶏の砂肝に似たコリコリとした食感。味はあっさりと、臭みや癖も少なくて、内臓肉(ホルモン)の中では食べやすい部位です。また、ほかの肉や部位と比べて低カロリーであることも魅力。
ガツと言えば、居酒屋さんで「豚ガツ刺し」を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。沸騰したお湯でぶつ切りにしたガツを茹で、長ネギなどの香味野菜をそえて、主にニンニク醤油につけて食べます。お酒のつまみにぴったりな一品になります。

タン(舌)

牛のタン(舌)は焼き肉の人気メニューですが、豚でもタンは部位として販売されています。しかも牛タンよりも安値で食べごたえもアリ。正肉よりもビタミンや鉄・タウリンなどが多く含まれ、栄養価にも優れています。

タン(舌)をおいしくいただくには

豚タンの食感は牛タンと同じようにコリコリとしていて歯ごたえがあります。味も牛タンに引けを取らないほどですが、味は豚タンのほうがさらにさっぱりめ。
豚タンの根元部分は脂肪が多く、特に柔らかいため、料理も牛タンと同様に薄く切ってタン塩にするのがおすすめ。
また、豚タンはしっかりと下処理することでさらに美味しさがアップします。血がついていたら丁寧に拭き取りましょう。豚タンは比較的に血の少ない部位ではあるのですが、残っていた場合には臭みの発生につながります。

ハツ(心臓)

ハツは知る人も多い通り、豚や牛などの部位で心臓のこと。独特なコリコリとした食感が特徴的。豚ハツは特に脂肪が少なく、淡白な味わいをしています。癖のない味であるため、ホルモンにあまりなじみのない人にもおすすめです。

ハツ(心臓)をおいしくいただくには

豚ハツの淡白な味わいは、濃いめのタレとの相性がバッチリです。家庭で調理するのであれば、炒め物にも良く合います。ニンニク・モヤシ・ネギやニラなど、安くてスタミナがつく野菜とともに簡単にフライパンで炒めることができます。
ただし、豚ハツは下処理がとても大切。ハツの内部に潜む血の塊をきちんと血抜きすることで臭みが抑えられます。
まず、豚ハツは流水で洗うのがコツ。ボウルにたっぷりの水を流し込み、その中で豚ハツを何度ももみ続けます。ボウルの水を変えながら5分ほど血抜きしましょう。血抜きが終わったら水気を切って、キッチンペーパーで水気を拭き取り、下処理は完了です。

レバー(肝臓)

牛や鶏だけでなく、豚も豚レバー(肝臓)が部位として食されています。豚レバーは牛レバーよりもしっかりとした食感で弾力もあります。そして、牛や鶏のレバーよりもたんぱく質や鉄分が豊富、同じく低脂肪。貧血予防にも効果的です。ただし、カロリーは高いため食べ過ぎに要注意。

レバー(肝臓)をおいしくいただくには

レバーは特に鮮度が落ちやすい部位。購入する際にはなるべく新鮮なものを選ぶようにして、下処理も早めにほどこしましょう。ほかの内臓肉と同様に、レバーも美味しく食べるためには下処理がカギを握っています。
臭みのもととなる血の塊は、まずレバーを水洗いして落とします。そのあと、20分から30分、牛乳に浸しておくとさらに臭みが取れやすくなります。
家庭で調理するならレバニラなど、やはり炒め物がおすすめ。ニラ・玉ねぎ・ニンニクと言った野菜と一緒に炒めることで、レバーに豊富に含まれるビタミンB1が糖質をエネルギーに変換してくれます。

ショウチョウ(小腸)

豚のショウチョウ(小腸)が市販されるときはダイチョウとともに「モツ」と呼ばれることが多いです。焼き肉やさんなどでは「ヒモ」や「シロ」とも呼ばれています。豚のショウチョウは薄くて細長く、細かいヒダが特徴。食感はやや硬めです。

ショウチョウ(小腸)をおいしくいただくには

豚のショウチョウは焼いても美味しい部位ですが、やはり定番はもつ煮込みではないでしょうか。
モツとして、豚のショチョウはボイル済みのものが販売されていることが多いです。生の場合は脂肪が多く付着しているため、下茹でしてからそれを取り除き、さらにぬるま湯に浸してアクを取る必要があります。
しかし、ボイルされたショウチョウであったとしても、調理する際にはさらに2度ほど下茹ですることでさらに臭みを取り除くことができます。
もつ煮込みに使用する味噌はお好みで。出来立てよりも冷蔵庫に一晩寝かせたもののほうがもつ煮込みはより味が染み込みます。

ダイチョウ(大腸)

ホルモンとしてのダイチョウ(大腸)は「シロコロ」という名称のほか、ショウチョウとまとめて「モツ」と呼ばれることもあります。ショウチョウよりも太く、歯ごたえが強い部位です。また、フランクフルトソーセージの肉を詰めるときにも用いられます。

ダイチョウ(大腸)をおいしくいただくには

ダイチョウはショウチョウと共にもつ煮込みにされることも多いですが、シロコロホルモンという名称で親しまれるようになってからはホルモン焼きの人気も高まっています。
牛のダイチョウを使ったホルモン焼きは濃厚な味わいでジューシーなのが特徴。一方、豚のダイチョウのホルモン焼きは淡白ながら、しかし旨味が強いのが魅力です。
そして、ショウチョウなどほかの内臓肉と同様に、やはりダイチョウも下処理が大切な部位。ボウルの中でしっかりと水洗いし、小麦粉をふりかけてダイチョウ全体になじませたら、再び水洗いして水気をしっかり拭き取り下処理を済ませましょう。

コブクロ(子宮)

コブクロはメス豚の子宮のことで、1頭からわずかしか取れない希少部位として扱われています。歯ごたえはコリコリとしていますが、特に若い豚のコブクロは柔らかい食感をしています。味わいは淡白で、脂肪は非常に少なく、カロリーも低い部位です。

コブクロ(子宮)をおいしくいただくには

豚のコブクロ(子宮)自体に癖はありませんが、内臓肉なので臭いが気になる場合があります。その際はコブクロに切り込みを入れ、ゴム手袋などをして塩もみをしてみてください。塩もみをすると臭いとともにぬめりが取れていきます。泡立つようになったら、流水にさらして丁寧にコブクロを洗います。これを水の濁りがなくなるまで繰り返してください。
コブクロは、煮込み料理などにも利用できますが、簡単なのが焼き物や和え物です。
網やフライパンで焼いたり、沸騰したお湯で茹でたあと、焼き肉のたれをからめたり、ポン酢であえたりしても美味しいです。

トンソク(足)

トンソクは「豚足」のことで、豚の趾骨(しこつ=足の指の骨)の周りの部位です。中国や台湾、そして沖縄などでよく食べられている食材としても知られています。肉にはコラーゲンを豊富に含み、ほとんどが茹でた状態で販売されています。

トンソク(足)をおいしくいただくには

トンソクを美味しく食べるためには、まず下ごしらえしなくてはなりません。販売されているトンソクは一応茹でてありますが、毛がついていたり、足が汚れている場合もあるからです。その際はまず毛を取り除き、流水で綺麗にしてから茹でます。
茹でたトンソクは、そのまま酢味噌などをつけて食べるのも美味しいですが、グリルで1度あぶっても、また違った風味が加わります。
その他、野菜などと一緒に醤油・味噌・塩味など、さまざまな煮込みにしてもOK。プルプルとした食感がたまらない料理が完成します。

さまざまな部位を楽しめるのはやっぱり焼き肉屋

豚肉のさまざまな部位とその料理法を紹介してきましたが、全てがスーパーなどで気軽に販売されているとは限りません。また、素材そのものの味わいを求めるならやはり焼肉店へ足を運ぶのが一番!このサイトでは名古屋で焼肉を楽しむのにお勧めのお店を紹介しているので、ぜひ探してみてください!